スイッチャーとは

スイッチャー(ビデオスイッチャー)は、複数の映像ソース(カメラ・PC画面・テロップ等)を切り替えて出力する機器です。テレビ番組制作で使われている「スイッチャー」と同じものです。

複数のカメラを切り替えながら配信する場合に必要です。1カメラのみであればスイッチャーは不要です。

スイッチャーの役割

  • 複数カメラの映像を切り替える
  • 映像にテロップ・ロゴ・画像を重ねる(タイトル合成)
  • 画面を分割表示する(PinP・マルチビュー)
  • 音声と映像を同時に扱う(AVミキサー)

ソフトウェアスイッチャー vs ハードウェアスイッチャー

OBS(ソフトウェアスイッチャー)

OBSはスイッチャーとしても機能します。シーンを切り替えることでカメラやソースを切り替えられます。

メリット: 無料、PCだけで完結
デメリット: 操作がマウスのみ(物理ボタンがない)、PCに負荷がかかる

Stream Deck等の物理コントローラーと組み合わせることで操作性が改善します。

ハードウェアスイッチャー

専用機器でスイッチングを行います。

Roland VR-6HD

  • HDMI入力6系統+音声ミキサー一体型
  • USB-Cで配信PCに音声・映像を一括送信
  • タッチパネル操作
  • 価格:約20万円

Blackmagic ATEM Mini Pro

  • HDMI入力4系統
  • USB-C経由でOBSに接続、または直接RTMP配信可能
  • 価格:約5万円

Blackmagic ATEM Mini Extreme ISO

  • HDMI入力8系統
  • 全入力をISOで個別録画可能
  • 価格:約15万円

音声ミキサー内蔵型 vs 外部ミキサー接続

Roland VR-6HDのように音声ミキサーが内蔵されているものは、PAミキサーと配信スイッチャーが一体化しているため機材がコンパクトになります。ただし本格的なPA用途(多チャンネル・細かいEQ調整)には別途PAミキサーが必要になることもあります。

どれを選ぶか

規模・用途 おすすめ
1カメラ スイッチャー不要(OBSで完結)
2〜4カメラ・小規模 ATEM Mini Pro(約5万円)
4〜6カメラ・音響も扱う Roland VR-6HD(約20万円)
大規模・本格的な制作 Roland V-160HD、ATEM Constellation 等

まとめ

スイッチャーは複数カメラを切り替える際に必要な機材です。小規模ならOBS単体で代替でき、中規模以上になるとハードウェアスイッチャーの安定性と操作性が活きてきます。音声も扱うなら音声ミキサー内蔵型が便利です。